2025-04

哲学

[勉強ノート]『心の哲学入門』(金杉武司著)を読む⑥「心の認識」

さて、いよいよ最終章です。第5章「心の認識」です。「認識」という側面から心に迫っていきたいと思います。心の「認識」といったとき、二つあるでしょう。つまり「他者の心の認識」と「自分の心の認識」です。① 他我認識まず、「他人の心」とはそもそも認...
哲学

[勉強ノート]『心の哲学入門』(金杉武司著)を読む⑤「心の合理性」

この章のテーマは「合理性」です。この本でずっと検討されている有力な立場、「機能主義」との関係で「合理性」が論じられています。ではでは、始めましょう。機能主義のおさらい。心の状態、例えば「欲求」とか「信念」は、ある行為という結果を生み出す「機...
哲学

[勉強ノート]『心の哲学入門』(金杉武司著)を読む④「心の志向性」-2

今回取り上げるのは、志向性とクオリアの関係、という問題です。知覚と信念を比べてみると、例えば視覚においては、常にクオリア=現象的意識が伴うように思えるのに対して、信念においては、無意識的でクオリア=現象的意識を伴わないようなものもあるのでは...
心理学・メンタルヘルス

『ゴットタン』「ストイック暗記王」ラブレターズ回を観て「スクールカースト」について考えた

ストイック暗記王の後編の放送を観ました。前回は、ぱーてぃちゃんのすがちゃんと品庄。今週のはトムブラウンとラブレターズ。ラストのラブレターズのが、「スクールカースト3.5軍」ネタの大作でしたね。ラブレターズ塚本さんとうるとらブギーズ佐々木さん...
哲学

[勉強ノート]『心の哲学入門』(金杉武司著)を読む④「心の志向性」-1

第三章のテーマは「志向性」です。出た!「志向性」!志向性と言えば現象学でも超有名な概念ですよね。でもまあ、いまだにわかるようなわからんような…。あと現象学でも分析系でも使われる概念ですけど、その内実は同じなんだろか…、ってなことが気になりま...